社会人になって味わう理不尽。
そう、会社は学校ではなくお金をもらうために働く場所であって、
優しく手取り足取り教えてくれる先生はほとんどいないのです。
僕が社会人になって感じた理不尽は、求人を募集しているのに雇ったら
「知識や技術は勝手に勉強して早く覚えろ」ということでした。
この記事の結論を先に言うと、めちゃくちゃ専門的な仕事でない限り、仕事を覚える早さやセンスなんて
仕事の覚え方で変わるので自分の能力はほとんど関係ありません。
大切なことは、今は仕事ができなくても「自分をダメな人間なんだ」と思わないようにすることです。
筆者紹介
- カラスイという名義で日常心理学を発信中
- 覚えの悪さを継続力で全てカバーして生きてきた
- 6歳になる娘と楽しく成長中
この記事は、こんな方におすすめ
- 仕事を早く覚えられなくていつも怒られている
- 仕事が辛くて逃げ出したいと毎日思っている
- 仕事が自分に合ってないのかもしれないから辞めようか悩んでいる
この記事を読むことで「毎日仕事に行くのが辛いと思う人に試してほしい7つの方法」がわかり
それでもダメなら「辞めるのも正しい選択」だと考えてもらいたいということ。
実際には会社の仕事なんて3年したらみんな同レベルになります。
3年までに覚える仕事と、その後も継続して学ぶ姿勢を持てるかどうか?が
今後も仕事を続けていく上で大切なことです。
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目次 調べたいところを選んでね
仕事が辛くて逃げたい人に明日から試してほしい「仕事ができる人の行動7選」
あなたは先輩や上司に、
「優しく教えてる時間なんてない」
「できないならこの仕事合ってないんじゃない?」
こんなことを言われたり、態度で示されたりしたことはありませんか?
それに対する回答は、今の僕なら
「あなたは会社の社長じゃないし、教えられない言い訳せずに利益出したいならちゃんと教えてほしい」
「あなたが教えてもらえなかったことで、後輩にはそれ以外の方法で教えようと思わないのですか?」
と言えますが、社歴も経験も浅い僕には言われるがままガマンして「できない自分が悪い」と
言い聞かせることしかできませんでした。
しかし、経験を積んだ今わかったことは
こういう人たちの思考は全て同じで「教えるのがめんどくさい」ということでした。
それを、
「教えられてこなかったから教え方がわからない」
「長年やってたらそのうちわかってくるよ」
これでは「自分はこんな言い訳しかできないレベルなんだ」と言ってるようなものです。
僕が社長だったら、人材を早く一人前にして戦力にすることを望みますからね。
昔ながらの職人技術で、3年は同じ作業をしてからじゃないと次に進めないほどの
難しいことを一般の会社でしてるわけないですから。
教えてもらえないのは、その人のただの怠慢(たいまん)です。
あなたは仕事が思うようにできなくて辛い思いをしていませんか?
できない理由を自分のせいにしていませんか?
やる気はあるのに仕事ができない原因の多くは、
- 教えてくれる上司がいない
- 教えてもらえる環境にいない
- そもそも教わる時間がない
これがほとんどです。
仕事ができない理由はあなたの能力や性格とほとんど関係ありません。
もしあなたが今、仕事ができない人が考えやすい思考にあてはまっていたら、そこから抜け出すための行動を
少しずつで良いので実践してみてください。
仕事ができない人が持つ思考とは?
仕事ができない人が持つ思考で1番多いのが、「自分は仕事ができない」と思うことです。
では質問です。
「仕事ができる定義」とは、なんなのでしょうか?
ポイント
大きな成約を取ることですか?
作業がミスなく早くできることですか?
残業をしないことでしょうか?
人が持つ仕事ができる定義とは結構あいまいで、仕事ができないと思う人ほど
自分のことを否定してしまい、負のスパイラルに入ります。
「仕事ができない」と思うのは「誰」と比べてですか?
その人以外に自分の能力と近い人はいませんか?
絶対にいるはずです。
会社の中の小さなコミュニティの中で優劣をつけられるから他人と比べてしまうんですよね。
そもそも比べられなければ「自分は仕事ができない」と思うはずもありませんから。
ですが、残念ながら会社は比較してきます。
なので、まじめに受け取りすぎてパフォーマンスを下げるくらいなら
「へぇ、そうなんだ〜」くらいにとどめておいて、
どうすれば自分の仕事は評価されるのか?を考える思考に移っていきましょう。
仕事ができる人が持つ思考とは?
仕事ができる人ってすごいなぁって思いませんか?
いえいえ。
これって実は、「あの人は仕事ができるなぁ」と勝手にこちらが見ているだけなんですよ。
実際仕事ができる人もミスはしていますし、自分が得意なことを成果につなげて
多少のミスは目立っていないからそう思うんですよね。
「自分はできる!!」と強く信じていることです。
ではその自信はどこで失われてしまったのでしょうか?
おそらく先輩や上司に「否定」ばかりする人がいて、あなたのことを「承認」してくれなかった
のではないでしょうか?
注意ポイント
自分のことを否定されず承認してくれる環境であれば、仕事を覚えるまでの期間中に
自信が養われていくからですね。
そんな環境で育った人は多少過信ぎみになるかもしれませんが、自分に自信を持っているので
ある程度器用に仕事をこなせるようになっていきます。
ポイント
要はそれを自分で何が得意で不得意かを把握して、仕事の作業に活かしているか?なんですよね。
「仕事ができる人の行動7選」
自分は仕事ができない人と思う人が陥る思考がわかったところで、
今度は実際に仕事ができる人がやっている行動を分解してみます。
仕事ができる人は、環境作りをしている
もちろん上司が威圧的でなかなか自分がやりやすい環境に変えることは難しいのですが、
自分が働きやすい空気を作ることは大切です。
自分が働きやすい環境作りで大切なことは、周りのスタッフを「承認」することから始まります。
自分よりできる人や、できない人など色々あるでしょうが、他人がしている仕事に対して
「すごいですね」と認めていきましょう。
そうすることで相手も返報性の原理により、
自分の仕事も「承認」してくれやすくなるからです。
お互いを認め合える職場環境は能力を引き出しやすくなるので、業績にもつながります。
何より自分自身、仕事を楽しめるようになるので、まずは他人の仕事を「承認」する所から
始めてみましょう。
人と話す時には雑談なども大切ですが、心理学的にどのように話せば印象をよくするか?など
理論的な部分がありますので、少し知っておくだけでも効果的ですよ。
アサーションを取り入れたコミュニケーションで仕事の取り組みを見直そう
「状況把握力」がないとすぐにテンパる!?仕事で焦らないための「3つの視点」
仕事ができる人は、探し物が少ない
仕事において探し物をする時間はムダなものとして有名です。
ですが、ほとんどの人はあまり重要視せず、感覚で物の配置をしています。
あなたの周りに仕事の共有スペースをいつも散らかす人はいませんか?
物の定位置を決めながら作業できれば仕事の効率化ができるので、
散らかす人が物を探している間に普通の早さで作業するだけで早いと思われます。
整理整頓が苦手な人は脳内の整理整頓も苦手な傾向があるので、
まずは物を元の位置に戻すことを意識してみましょう。
整理整頓することで仕事の生産性にどれだけメリットが現れるのか?!
仕事ができる人は、観察する力を鍛えている
冒頭にも書きましたが、「仕事を見て盗む」は間違ってはいません。
ただそれが、何も教えられていない状態で観察しても何をしているかすらわかりませんよね。
ある程度仕事の枠組みを教わる必要はありますが、1を教わったあとは10にするために
人の動きや行動を観察するクセをつけていきましょう。
観察する習慣を身につけると、人が今なんの仕事をしていて、「あとどれくらいで終わるか」など
人の時間軸を計算できるようにもなりますし、人の考えていることも
ある程度わかるようにもなってきます。
「観察力」と「洞察力」の違いを解説!鍛えることで得られる効果は?
仕事ができる人は、質問力が高い
ある程度仕事の枠組みがわかってきたら、観察しながら
それを自分のやり方と、できる人のやり方で比べてみましょう。
何かしら違いがあるからできる人は精度も高く、作業スピードも早いわけですからね。
そして、その違いがわからなかった時には質問の仕方があります。
質問をする時はなるべく自分でわかる範囲のことは調べた上で、どうしても
調べきれなかったことをまとめておいて質問していきましょう。
何でもかんでも質問することは、相手の「時間」を奪うことになるので嫌がられます。
相手が質問しても良さそうか?タイミングを見計らうことはとても大切です。
仕事が早い人と遅い人はここが違う!!評価を爆上げする『質問力』について解説
仕事ができる人は、時間配分を考えている
仕事ができる人は仕事の優先順位と時間配分に気を使っています。
自分でなければできない仕事と、自分でなくてもできる仕事を理解して
優先順位をつけています。
時間は誰にも平等なのに、自分以外の人ができる仕事に追われていては自分の仕事時間が
足りなくなりますからね。
仕事ができる人は、この優先順位と時間配分に気を配り、自分の仕事に集中することで
成果をだしているんです。
仕事の早さとは動きの早さではなく、作業工程をどれだけ減らして最短で終わらせるか?を
考えている人が早いのです。
すぐやる人の特徴は「時間管理」と「優先順位づけ」が習慣化されている
「仕事のスピードが上がらない人必見」作業工程数を見直す重要性を解説
仕事ができる人は、仕事を頼むことが上手い
仕事ができる人は、自分の仕事を上手にお願いすることができます。
注意ポイント
人はお願いされることに意外と好意的で、うまくお願いすることで仕事の効率も上がるし
コミュニケーションを円滑にすることにもつながります。
自分だけが負担を抱えて、他の人が何もしていない仕事場は効率も環境も悪くしてしまいます。
自分が抱えきれない仕事を与えられた時は、嫌われるかも、、、とか余計なことは考えずに
断る勇気を持つことも大切です。
頼みごとが上手い人は「心理学コミュニケーション」を実践している!!
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仕事ができる人は、集中する方法を知っている
仕事ができる人は、仕事に集中する方法を自分でわかっているため最短で仕事を終わらせます。
これは特別な人だけができる能力ではなく、普段から意識的に集中モードに入ろうと
しているかどうかの違いです。
集中するにはいくつか条件があり、自分に合った集中法を見つけておくと便利です。
ちなみに僕の集中法は、目に見える場所に気が散るものを置かない所から始めて
時間を決めて開始する方法をとっています。
「フロー状態」になるには?集中ゾーンに入るためにクリアする条件を解説
「集中力が持続しない人必見!!」の「集中モード」を作る方法5選
仕事が辛くて逃げたい人に明日から試してほしい「仕事ができる人の行動7選」 まとめ
同じ会社に入っている段階で、仕事ができる人とできない人の差はほとんどありません。
あるのは経験年数だけです。
ですので仕事ができないことに心を痛めることはなく、
できることのミスから減らしてみましょう。
同じ作業を何年も続けていればそのうち仕事も早くなります。
大切なことは冒頭にも書いた、3年くらい経って周りの人と仕事の能力がダンゴになった時に
そこで周りと同じように自分の限界を設定してしまうか、どうすればもっと楽に早くできるか?を
自分で考える力を継続して持っているかどうかです。
⬇️今回のまとめです。
- 仕事ができる人は、環境作りをしている
- 仕事ができる人は、探し物が少ない
- 仕事ができる人は、観察する力を鍛えている
- 仕事ができる人は、質問力が高い
- 仕事ができる人は、時間配分を考えている
- 仕事ができる人は、仕事を頼むことが上手い
- 仕事ができる人は、集中する方法を知っている
あなたが誰かの先輩や上司になった時に、この記事のことを思い出して
後輩には優しく教えてあげてくださいね。
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