仕事において、
攻撃力(生産性)が高い人と、守備力(ミスが少ない)が高い人
このバランスが取れている人はいわゆる『仕事ができる人』と言われます。
性格上、得意不得意がありますができる限りミスを少なくすることで
『仕事ができる人』になれますので
作業を始める前に内容の『整理』をするところを意識してみましょう。
目次 調べたいところを選んでね
仕事ができない人の特徴を知る
目の前にある仕事を優先度や前後の影響などを考えず、
準備もそこそこに手を付けてしまう傾向があります。
- 『場当たり的な人がやってしまうミス』
- 『優先度の高い仕事を忘れてしまった』
- 『準備不足でミスをする』
- 『ムラがあり不安定になってミスをする』
- 『場当たり的な人がやってしまうミス』の傾向としては、
後先考えずに仕事に手をつけてしまい準備もあまりしない為『不意な作業追加に弱い』。
対策としては1日の作業リストを書き出し、追加作業については
優先順位を考えてリストに組み込む習慣をつけましょう。
- 『優先度の高い仕事を忘れてしまった』ミスに対しては、
集中力が自分の興味のあるものに集まる為、
興味が薄いことに対して忘れやすい傾向があります。
仕事の優先度を明確にし、『やることリストを作る』ことによって
仕事の計画を見える化することで、仕事の優先度を改善していきましょう。
- 『準備不足でミスをする』に対しては、
仕事の開始時のルーティンが定まっていない傾向にあります。
これは前もって準備することを習慣化することで改善できます。
(5分早く出勤するなど)
- 『ムラがあり不安定になってミスをする』に対しては、
思いつくままに仕事をするため
仕事に『ムラがあり不安定になってミスをする』傾向があります。
1日の作業工程を簡単なメモに書くなどで、仕事の手順を体に覚えさせる習慣化から
始めるといいですね。
良い面としては仕事に対して実行力があり、
まずは実行していくことで物事を切り開いていくような人なので、
新たな領域を広げる推進力となってくれます。
仕事ができない人は言われたことしかしない
自分の意思で行動をほとんど起こすことがない為、
仕事の結果や影響に対して自分が管理責任を負うという意識が少ない傾向があります。
- 『言われたことしかしない人』
- 『管理責任が薄いので自らミス防止をしない』
- 『目的から外れる』
- 『問題を想定できずミスを引き起こす』
- 『言われたことしかしない人』がやってしまうミスの傾向は、
言われたことをやることを『目的』としているので
仕事の目的を達成することへの意識があまりないため
『目的から外れる』仕事をしてしまいます。
仕事の結果や影響を考えていないため
『問題が起こることをイメージできずミスを引き起こす』
といったものがあります。
改善方法としては、時間や完了までの期日を提示することで
全体の把握がしやすくなります。
- 『管理責任が薄いので自らミス防止をしない』に対しては、
自分の意思での行動ではないため、他責にする傾向があります。
改善方法としては、仕事に対する姿勢を改善して意識と緊張感を高め、
自らミスを解決しようとするマインドを高める取り組みをしましょう。
- 『目的から外れる』ミスに対しては仕事を目的で指示し、仕事に対する目標や
作業量が増えると目的がブレてしまいやすい傾向にあります。
OKボーダー判定基準を示すことで、
仕事の目的を意識するようにしましょう。
マインドセットの重要性 スキル向上はマインドを定めてから行動しよう
- 『問題を想定できずミスを引き起こす』に対しては、
作業の全体像を把握していない傾向があります。
改善方法としては、自分のやってしまうミスポイントを見える化して、
4M視点でミスにつながる仕事の異常を洗い出す取り組みをしましょう。
- Man:人的な原因
- Machine:設備的な原因
- Material:原料に関する原因
- Method:方法による原因
良い面としては、言われたことは言われた通りきっちりと行うという点で
信頼できる人でもあり、わかるように指示したことは任せて安心といえますね。
仕事ができない人ほど作業を途中でやめてしまう
仕事がいつも中途半端な人は仕事に対する気持ちにムラがあり、
作業を完了させることより新しい仕事を始めることに喜びを感じてしまう傾向があります。
仕事が中途半端な人のミスの傾向は、
- 『仕事を完了しないまま終了させる』
- 『仕事にムラがありよく抜けがある』
- 『能力や経験にムラがありミスしやすい』といったものがあります。
- 『仕事を完了しないまま終了させる』に対しては、
新しいものへの取り組みを優先させて
『仕事を完了しないまま終了させる』為、作業場をよく散らかして何処かへ行きます。
仕事のプロセスの中身まで徹底して確認することで完了責任意識を持つようにしましょう。
- 『仕事にムラがありよく抜けがある』に対しては、
集中力が興味のあるもの以外低くなるので、
興味のあるものと少ないものを交互に混ぜることでモチベーションを維持し、
『これがきちんと終われば好きな仕事ができる』といったサイクルの思考を
習慣化することで改善しやすくなります。
- 『能力や経験にムラがありミスしやすい』に対しては、
経験だけで作業をしてしまう傾向があります。
自分の力がどの程度なのか把握し、
1人で作業を完結できるところまでを意識して
安定した仕事をすることを目指しましょう。
良い面としては、常にいろいろなことに好奇心があり探究心があるので、
興味のある新たな企画を任せると誰よりも早く、深く、調べて考えてくれる人です。
仕事ができないのは、すぐ行動しないから
すぐ行動しない人は仕事を忘れるミスをします。
目の前にあることを直感的に処理してしまい、
自分のやったことや良かったことや悪かったことなどを気に留めないようです。
- 『すぐ忘れる人』
- 『同じミスを繰り返す』
- 『必要な情報が取り出さずに間違う』
- 『仕事のOKボーダー判定が毎回異なりばらつく』
- 『すぐ忘れる人』のミスの傾向は、
作業をリスト化せずに行動するので、
誰かに話かけられたり違う話になると、さっきやろうとしていたことをどんどん忘れて
大事な仕事を時間が間に合わずに怒られることが多いです。
改善方法としては、自分のやってしまう
『ミスポイントの見える化』
『やることのリスト化』
『優先順位のリスト化』共有といったミスの『見える化』をしましょう。
- 『必要な情報が取り出せずに間違う』に対しては、
情報の引き出し場所が固定されていないので
常に『どこだったかな?』と探して時間の無駄使いをします。
よく使う項目メモ集をすぐに取り出せる場所におくか、
PC内のフォルダにカテゴリー分けして必要な情報をすぐに引き出せる整理整頓を
するところから始めましょう。
キャリアの長い人ほどやりがちな情報の散らかしを整頓することで
後輩や部下からの『信頼』を得ましょう。
- 『仕事のOKボーダー判定が毎回異なりばらつく』に対しては、
仕事の完成度が自分の時間配分に左右されがちな傾向にあります。
判断基準が自分判定になればなるほどクオリティを下げる傾向もありますので、
第三者の目を意識して、仕事のOKボーダー判定基準をつくりましょう。
良い面としては、過ぎたことをくよくよと気にすることない性格ですので、
ストレス耐性があり、難しい仕事でも失敗から学んで成功に導く力がある人です。
仕事ができない人の特徴 まとめ
いくつかのパターンを紹介しましたが、
全体的に見える傾向として
- すぐやらない
- 作業をリスト化しない
- 優先順位をつけるのが下手
- 整理整頓が苦手
- 責任感が薄い
- 集中力が続かない
- 時間の大切さを理解していない
などなどがあげられますね。
たとえどんなに生産能力が高かろうと、
ミスを量産するのであれば人に迷惑をかける分マイナスです。
サッカーの試合なら10点入れて15点入れられるようなもんです。
常に100点入れられる能力があれば別ですが、そんな攻撃力ある人は
自分の会社を立ち上げているでしょうし
攻撃力重視の組織などに信用はありません。
いかに全体のミスを少なくして、攻撃を最大化するか?を
組織で共有することが『仕事ができる人』を量産し
生産性が高い組織だと僕は常々思っています。
1人の小さなミスを減らすことが、全体の大きなミスを防ぐ思考を育てていきましょう。
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