昨今いろんなハラスメントがありますが、仕事をする上で多いのが「パワハラ」ですよね。
パワハラはないに越したことはないですが、パワハラを盾にして最低限の仕事もしない人が一定数いる
こともたしかなのです。
普段からそんなことを考えている上司の方はドキッとしましたか?
僕自身も過去に「パワハラ」を受け、精神が病んでしまいそうに
なりましたのでパワハラ自体はあってはならないものだと思っています。
しかし、働く上で規律や高い目標を持つことは大切だとも考える気持ちはわかるので
簡単に「パワハラだ!」と何でもかんでも言って仕事を放棄する人もどうかと思います。
しかし、上司からしてみれば雇われているのに最低限の仕事もせず
怠慢なベテランとかも多いのが事実ですし、
機嫌を損ねるとめんどうなので言いにくいということもわかります。
ポイント
理想的な職場環境とは、恐怖で支配したり、安易に仕事を放棄したりするのではなく
適切なバランスを全員で作り出すことが大切なんですよね。
筆者紹介
- カラスイという名義で日常心理学を発信中
- 育成が趣味で出会ったメンティ500人オーバー
- 6歳になる娘と楽しく成長中
この記事は、こんな方におすすめ
- 部下が言うことを聞いてくれない
- やる気のない部下をやる気にさせたい
- パワハラで訴えられるのが怖い
この記事を最後まで読むことで、パワハラを盾に仕事をサボる人への対応方法がわかり
職場でのストレスを減らすことができます。
あくまでパワハラは無くしたいスタンスですが、仕事に責任を持ちたがらない人たちと
どのようにすればより良い環境にできるのか?という具体的な実践方法を書いていきます。
⬇️参考資料を無料で試し読みする。
2020年6月施行「パワハラ防止法」に完全対応 管理職のためのハラスメント予防&対応ブック
目次 調べたいところを選んでね
何でもかんでも「パワハラ」と言うモンスター社員の取り扱い方法を紹介
まずプライドの高い人に多いのですが、ミスを指摘されるとすぐに言い訳をします。
「仕事ができる人」とは、人間はミスをする生き物だとわかっているので
ミスに対してすぐ謝罪し改善対策をして日々成長しています。
では、少し叱ったら不機嫌になったりパワハラだと陰でいう人をどのように扱えばいいのか?
1番効果的なのは子供扱いすることです。
甘やかすとか、ばかにするということではなくて
いちいち目にかけて確認してあげるということです。
ポイント
そもそも仕事でお金を支払っているのにそこまでしないといけないの?って思った人は
その人と仕事はできないので、違う部署に異動してもらうか自分が異動するかを考えましょう。
あなたが社長で給料を支払っているのならいいですが、
「ただの上司」であなたも雇われているのなら
共存するための考え方を知る方がお互いのためにもなります。
なので、あくまでもここでは「共存しなければならない方」に「共存するための方法」を
紹介していきますね。
自分のことを棚に上げる人の性格と行動パターンを知りましょう
人のことを知るには人の性格を分析しなければいけません。
1番多いパターンは、
「プライドが高く自分を活かせる場所はここではない」と考えている人です。
またこの手の人は、今まで人に仕事を教える経験が乏しく
自分がもらえる対価の仕事以上はしたくないと考える傾向が強いです。
つまり社会人に必要な自立をし損ねた「子供脳」ですね。
実はこの思考の人にアドバイスをしたり叱ると逆効果なんですよ。
自分のやり方を貫こうと考えを曲げず、叱られたら泣き出したり不機嫌になる為
普通の教育方法はあまり意味をなしません。
ですので子供脳には子供の扱いで教育することがこのタイプには効果的なのです。
パワハラ上司との付き合い方は?知っているだけでも心が楽になる方法『5選』
子供脳な人への育成方法3選
結論を先に言うと、この教育法のゴールは対象者が自立することです。
子供のように自立するまで何年かかるかわかりませんし、自立しないかもしれません。
しかし、あきらめてしまえばそれまでですし、それによってストレスを抱え込んでしまうのも
おかしな話ですので、あきらめる前に下記にあげる3つの方法を試してみてください。
メモ
①仕事に対して常に目をかける人をつける
②仕事内容をある程度限定する
③ミスの処理を代わりにする
1、仕事に対して常に目をかける人をつける
これは周りの協力も必要ですが、対象者の作業に関して何度も大丈夫?と
確認をするということです。
自分が全て見れない場合は、対象者の同期か少し先輩に協力してもらいましょう。
監視されているとまではならなくとも、いつもチェックされているんだなという
意識づけをすることが大切です。
2、仕事内容をある程度限定する
対象者が得意なことや好きなことは伸ばして、苦手なことはさせないようにします。
お茶汲みとかコピー係ということではなく、重要度の高い仕事は少なくして
ある程度の存在価値は出すということです。
もちろん「やりたい」と言われた場合は意見を尊重し、段階を経て任せてみましょう。
3、ミスの処理を代わりにする
どうしてもミスが起きてしまうこともあるでしょうから、その時は代わりに対応し
ミスをしたことに対して対応してくれている親のような姿を見せましょう。
「上司が責任を取るのが当たり前と思われるのでは?」と、思うでしょうが
意外とプライドが高い分、自分の代わりにミスを謝罪されることに関して
「申し訳なかったな」と思わせるテクニックとして使えます。
子供脳の人は、緊張したり焦ると脳の情報処理が格段に遅くなるので
なるべくリラックスした環境作りが必要です。
とはいえ、「緊張感がないこと」とは違いますので、働く上でのマナーに欠ける場合は
親のように叱ることは必要です。
仕事内容では叱らずに、仕事のマナーに関しては叱るようにしましょう。
プライドを刺激しながら適度に気分を乗せてあげることで、ものすごくがんばって
取り組むようになる場合もあります。
子供を育てる力は親の力ということですね。
パワハラ上司に対して心の護身術を身につけよう『言い返す技術とは?』
パワハラのライン引きを意識してみましょう
叱らない教育法を紹介してきましたが、それでも勢い余って叱る場面もあると思います。
そんな時はアンガーマネジメントで心を落ち着けつつ、怒鳴るのではなく
パワハラに該当しない発言と行動に気をつけましょう。
「仕事に行きたくない!辞めたい!!」と思った時の問題を『ずらす思考』
厚生労働省が発表している6つのパワハラ
1. 身体的な攻撃(小突く、胸ぐらをつかむなど)
2. 精神的な攻撃(人前での大声での叱責、人格否定など)
3. 人間関係からの切り離し(挨拶や会話をしないなど)
4. 過大な要求(達成不可能なノルマを与えるなど)
5. 過小な要求(コピー取りしかさせないなど)
6. 個の侵害(相手の信条や宗教など、私的なことを公表・批判するなど)
特に3と5はよくあるので意識的に避けていくと良いですね。
何でもかんでも「パワハラ」と言うモンスター社員の取り扱い方法を紹介まとめ
今回は何でもかんでも「パワハラ」と言うモンスター社員の取り扱い方法を紹介しましたが、
通常の育成方法とは違い、なんでそこまでしないといけないの?って気持ちが起こると思います。
もちろん自分の意思で向上心を持ち働ける方は素晴らしいですよね。
ですが世の中にはいろんな思考パターンがあり、いろんな対策法があります。
1つの方法では多様化する現代の育成はおさまらなくなっていますので、
もしあなたの周りに「子供脳」な社員がいて、どのように接したらいいかわからず
「職場のパフォーマンスが上がらない」時には今回の取り扱い方法を試してみてくださいね。
「話題の退職代行サービス」とは?3社の金額やサービス内容の違いを紹介
⬇️参考資料を無料で試し読みする。