みなさんは人生を夢中になれていますか?

2020年から生活スタイルが大きく変化したこともあり、仕事に対する考え方が変わった人も多いのではないでしょうか?
1つの会社に依存する危険性や、国が副業を推奨する時代になりつつありますね。
まず結論として、趣味でも何でも夢中になって没頭できるほど人は幸せを感じることができます。
しかし「まじめすぎることで幸せから遠くなる」こともあるので、力を抜いて生きる方法を身につけることが幸せを感じやすくする近道となるのです。
筆者紹介
- 7歳になる娘といっしょに楽しく成長中。
- 社会の普通をぶったぎり、楽しい時間を作る心理学をモットーにしている。
- Twitterで日常心理学を発信中
この記事は、こんな方におすすめ
- 人より優れたスキルを手に入れたい
- 不真面目はいけないことだと思っている
- 夢中になれることがある
この記事を最後まで読むことで、日々の感じ方を幸せにすることができます。
そのためにはまず「夢中になれることがある」「少し不真面目な感覚を身につける」ことが必要です。
今回はこれからの時代を生き抜く力「夢中力」をもつことが、人生での「幸福度」を上げるスキルになっていくという話を解説していきます。
目次 調べたいところを選んでね
「夢中になることで幸せになる!!」夢中になるには、不真面目になることが大切
夢中になって夢を見る時代は終わった
ひと昔前なら1つの夢を叶えるために一生懸命勉強したり努力するのが人生の選択というか風潮でした。
小学校の時に「夢」を書きなさいと授業でやったりしませんでしたか?

僕はいくつか「夢」的なものを書いたのですが、先生にその中から「夢は1つだけ書きなさい」と言われた時に少し疑問を持ちました。
「夢ってなんだろう?なりたい職業?サラリーマン?そんなの小学校でわかるわけないやん」って思っていました。
その点、スポーツ選手とかはわかりやすくていいですよね。
小さい時からクラブチームとかで活躍すれば夢に近づいているってわかりやすいですからね。
一方その他の職業は公務員が大人気で、あとはなんらかの会社に入るとかアーティスト系の選択肢くらいでしたね。
公立だったからなのかわかりませんが、義務教育の授業って9年間かけて社会で役に立つ知識とか、
仕事の選び方は教えてくれなかったなぁと今となっては思います。
学校って中学とか高校になったらジャンル別職業一覧をまとめたもので職業適性アンケートを取って、
その中から自分が興味のある職業をいくつか選んでその中で必要な知識に特化したコースを勉強していく方が意味のある時間だと思うんですよね。
学校の意味って勉強意外にも得られるものも多いですけど、進路相談に関してはもう少し将来の職業を選びやすくする体制を整えるといいのになぁ
と思ってます。
夢とはテレビで見るような職業に就くことではなく、自分の人生を楽しめる方向に導く方法なのかもしれません。
夢中になる力がこれからの生き抜く力となる
そもそも「夢中力」とはなにか?
僕は「集中力」の上位互換(レベルが上)だと思っています。
集中する力が長時間続いて、なおかつ楽しいと感じる力ですね。
ひと昔前は好きなことを仕事にすることが「夢」だと言われてきましたが、これはかなりレベルの高い思考です。
例えばサッカーの本田選手は、
「好きなことでお金を稼げないのならそれは多分好きなレベルがその程度ということだ」と言っていました。
「それ以外のすべてを忘れて時間を費やせること」が本当に好きなことであり、それを仕事にしても楽しめることが夢であるという考え方ですね。
まぁ正直それができるのは一部の「変態」だけです。(もちろん褒め言葉です)
アスリートはなぜあんなにも1つのことに夢中になり没頭できるのか?
それは練習の先に自分の壁を超えていけると自分の可能性を信じているからです。
普通の人は壁にあたるとその状態(プラトー)に耐えきれずやめてしまうのがわかりやすい例ですね。
「ホメオスタシス」って聞いたことあります?簡単に言うと、今の状態をキープし続けようとする人間の機能なんです。新しいことをやろうとしても「めんどくさい」と感じるのはこれが正常に働いているからなんですよね。
— カラスイ@眼鏡屋×日常心理学で毎日をイージーモードに (@karasui1014) June 27, 2022
だから変化したい時には「ホメオスタシス黙らっしゃい!」と言わないといけない
また、中途半端に好きなことを仕事にしてしまうと、仕事という業務感ができてしまい嫌いになってしまう可能性がおおいにあるのです。
ですので、一部の天才を除いた僕たち凡人は好きなことを仕事にするのではなく得意なことを「仕事」にして、
それを趣味のように捉える思考が成果を出す方法になっていくのです。
今までは、夢中になるほど好きなこと→仕事にする→嫌いになる→転職したい憧れが出る→生産性が下がる
これからは、得意なこと→仕事にする→好きなことに気づく→夢中になる→色々したくなる→生産性が上がる
この方が生産性が生まれやすくなるのです。
夢中になる方法とは不真面目になること!?
ホリエモンこと堀江貴文さんは、「仕事は娯楽、趣味」と言っています。
これはお金を手にした人が適当に仕事をするという意味ではありません。
人は常に全力を出し続けると疲れて生産性が下がっていきます。
野球などで例えるとわかりやすいかもですが、1流のピッチャーは先発した時に、下位打線に全力は出しません。
正確にいうと全力は出すのですが、1番バッターには1番バッターのギア、2番バッターには2番バッターのギアという風に
その仕事にあった最善を尽くすという意味です。
1流は、自分の能力を理解しているので1番疲れにくく、コストパフォーマンスを上げる方法を使いこなしているんですね。
⬇️ギアの上げ方についてはこちらも参考にどうぞ。
頭の回転を早くするためには、物事の「本質」と「構造」を理解することが重要
不真面目な人ほど生産性が高い?
生産性が高い人は多少「不真面目」と言われる人が多いと言われています。
その方が柔軟な思いつきで生産性が上がったり、仕事に対してストレスを感じにくいので長続きします。
また、自分の得意なことと苦手なことを理解して、苦手なことは得意な人に「お願いする」ことができます。
頼みごとが上手い人は「心理学コミュニケーション」を実践している!!
まじめすぎる人は生産性が低い?
対照的に生真面目な人は自分ですべてやろうとしたり、すべてを完璧にしないと仕事を完成しない傾向にあります。
もちろん100点のものを提出しようと思う気持ちは正解ですが、実はそれは自己満足の100点かもしれません。
また、自分では「80点くらいだったかな?」と思って出したものが、上司にすれば「120点だった」ということもあり得るのが仕事です。
時間を散々かけたあげくに評価されないことほどやる気を失うことはありません。
ポイント
社会では80点の仕事を平均的に大量生産できる方が、
能力として高く評価されることが多くあります。
学校で100点を取ることが1番と教えられてきたはずなのに、社会では違うなんてひどい話ですよね?、、、
まじめすぎると考え方が固くなり、失敗を避ける傾向になりやすく自分にできることしかしなくなるのも特徴です。
まじめな人ほど生産性が下がりやすい危険性を持っているなんて不思議ですね。。。
仕事ができるようにならない人が持つ危険思考とは?できる人の行動7選 まとめ
働くことの本質に気づくとさらに生産性が上がる!?
「食うために働くのか?働くために食うのか?自分の好きなこと、娯楽、趣味を仕事と言い換えることができる人は幸せ」や
「休むための仕事」と「仕事のための休み」は似ていますね。
働くことの本質を考えると、必ず行き着く思考は「趣味や娯楽のような感覚で仕事を楽しむこと」です。
そうすれば「夢中になる力」が発動して、結果的に「仕事にすべてを捧げているような人」を上回ります。
もちろん堅実な仕事をこなす人は大事です。
ですがクリエイティブな仕事ほどこの思考は必要で、クリエイティブな仕事とは幹部クラスがすることと勘違いする人もいますが、
後輩ができた時点でもうクリエイティブなことはできます。
クリエイティブとは、なにも売り上げを出す結果だけではなく、そこに至るまでのプロセスを変えて生産性を上げることも1つのクリエイトなのです。
全ては積み上げ。
土台となる基礎を踏まえて日々改良する思考を持つと、仕事はゲームとなりゲームで対価がもらえる感覚になり、
お金を追いかけずに仕事の楽しさを追求できるようになります。
結果、それが生産性を高めていくことになるのです。
「夢中力」は人生の「幸福度」を上げるためのアドレナリン的要素だということですね。
「夢中になることで幸せになる!!」夢中になるには、不真面目になることが大切です まとめ
今回は、これからの時代を生き抜く力「夢中力」をもつことが、人生での「幸福度」を上げるスキルになっていくという話を解説してきました。
簡単にいえば、
ポイント
仕事を趣味のような感覚でまじめに取り組み、夢中になる感覚を持つことができれば
生産性が上がり、ストレスも軽減される
ということです。
1つの仕事内容を何十年も続けるモチベーションなんて人にはありません。
(部署替えは1つの方法でありますが、生産性は下がります)
ですが、いくつかの楽しみ(仕事の楽しみ方)を持つことで劇的に仕事や日常は面白くなります。
仕事は時間を潰してお金をもらう場所ではなく、自分が楽しんだ時間をお金に変える手段です。
バイト感覚を抜け出して、まじめな「遊び人感覚」になることがこれからの社会を「生き抜く力」になることでしょう。
まじめに生きることも大切ですが、少し力を抜いて不真面目(遊び心)を持った状態で「夢中力」を身につけ、楽しい時間を過ごしましょうね。