「恥」という感情はおそらく他の動物にはない感情で、
(もしかしたら少しはあるのかもしれませんが)人間特有の感情の1つと言われています。


まず結論から、「恥の感情」をきちんと持ち続けることで人としての尊厳を保つことができ、
人として輝ける存在として生きていくことができます。
僕のモラルの本質は「恥」です。
— カラスイ@眼鏡屋×日常心理学で毎日をイージーモードに (@karasui1014) January 12, 2021
人は恥ずかしいと思えたらシャキッとできるし、思えなければ行動できない。常に自分が好きな人に自分の素行を見られても恥ずかしくない行動ができれば、人としての魅力って磨かれていくと思います。
あなたのモラルは好きな人に見られても恥ずかしくないですか?
筆者紹介
- カラスイという名義で日常心理学を発信中
- 日常に心理学を取り入れて日々の生活をイージーモードに変換
- 7歳になる娘と楽しく成長中
この記事は、こんな方におすすめ
- 今までの悪い習慣を変えたい
- 人としての魅力を高めたい
- 人間関係を良好に築いていきたい
今回は「恥」の可能性について考察し、「恥」を使いこなせた時の「人間力」はどんなスキルより強いというお話をしていきますね。
記事は5分以内で読めます。
この記事を最後まで読むことで、今までできなかったことでも案外簡単にできるようになり人生観があっさり好転するかもしれませんよ?
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恥の感情を知ることで「爆発的にポジティブな行動源」となる心理学を解説
恥の感情をなくすほど良い作用と悪い作用が生まれます。
良い作用は新しいことにチャレンジできたり、新しい友好関係を築きやすいからです。
反対に悪い作用は、羞恥心がなくなり身だしなみが適当になって嫌がられたり、
ポイ捨てや人に迷惑をかける道徳的に悪いことでもできてしまうからですね。
「恥」の感情は、2面的に捉えることで人としての輝きは増していきます。
恥の感情をコントロールして人間関係を良好にして、毎日をイージーモードにしていきましょう。
恥の感情と心理学の関係とは?
⬇️恥の一般的な解釈はこちら。
【恥】
1 世の人に対し面目・名誉を失うこと。自分の弱点についての引け目。(人並みでないとして)
他人から受けた侮辱(ぶじょく)・物笑い。
2 恥ずべき事柄を恥ずかしいと思う人間らしい心。
3 欠点、または罪の意識から生ずる苦しい感情」「不名誉な状態」
「恥」を検索すると、まぁ予想通りネガティブな説明ですよね。


恥というのは、人前で恥ずかしい思いをするという、
単なる感情体験をさすのではなくむしろその恥じらいの体験から、
その後における自分の行為を方向づけるモラルなのである。
恥を経験することで、恥をかかないようにする為に努力を重ね人間力を高める効果もあります。
そもそも恥ずかしいという感情は、目立った行為をしたり皆の前で失敗をしでかしたりした時、
自分の欠点や容姿が指摘された時に起こることを指します。
その行為によって自分に対する評価が下がるかもしれないことを恐れているのであり、
他人に対する自己の劣位が知らされることになる。

恥ずかしいという気持ちが起こります

常識と照らし合わせて、そこから外れるようなことが恥ずかしいと思う人。
自分にとって良いと思っているものから、外れた時を恥ずかしいと思う人。
いろんな「恥」の感じ方があり、バランスの取り方がむずかしい感情なんですよね。
心理学的にこの「恥」という感情を意識的に操作することで、今まで恥ずかしいと思って人に聞けなかったことが聞けたり
出来なかったことがあっさり乗り越えられるようになります。
人は無意識に自分の限界範囲を決めていて、そこを超えるには何かのきっかけが必要になります。
そこで、「恥」という感情はそのトリガーとしてかなり効果的な方法なのです。
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恥の種類は大きく3つ
「恥」には、3つのタイプがあります。
それは、
ポイント


例えば、
「経験したくない恥」
- 人の前で歌う
- 知らない人に話しかける
- 意図せず知らない人が大勢いる中で注目されてしまう
- 上司にプレゼンする
- 大人になってから髪の毛を切りすぎる
「経験してよかったなと思う恥」
- 小さい頃に失敗していたので大人になってから失敗せずにすんだ
- 行事などで大勢の前で話す機会があり度胸がついた
- 髪を切りすぎて始めは嫌だったが、周囲に褒められて気に入った
- 外人に話しかけられ答えられなくて英語を学ぶきっかけになった
- 真面目な手続きを始めてしたが、何とかやり切れた
「他人に迷惑をかける恥」
- 公共機関で自分勝手な行動をとる
- タバコのポイ捨てなどモラルのない行動
- 人を傷つける言葉を平気で言う
- 迷惑行為で自己主張する
- 価値観が自分の時代からアップグレードしない
といったように、
「経験したくない恥」は自分のキャラクターの中で想像する範囲を超えている場合のことを指し、
「経験してよかったなと思う恥」は、範囲外の体験をしたことで新たな自分の可能性を発見できたことを指し、
「他人に迷惑をかける恥」は、自分の価値観を人に押し付けてわがままな子どもの状態を指しています。
ポイント
経験したくない「恥」は「可能性」で
経験してよかった「恥」は「経験値」
他人に迷惑をかける「恥」は「理性のない動物」
恥の中でも「人として輝くための恥」を取り入れることで、今までとまったく違った人生になることがあるのです。


自分と他人、人はどちらに「恥」を感じるのか?
人は主に他人からの目線で「恥」を感じます。


常識的な人は周りの目にさらされることを「恥」と感じるので、他人から見て恥ずかしいと思われないようにする文化が日本では多いと思います。
おそらく少数派である自分の中の「もう1人の自分」に「恥」と感じる人は良くも悪くもポリシーが強く、
基準が自分設定なのでアスリートやアーティストに多いかも知れません。
ただ、自分の中に「恥」設定を強く持つ人は周囲との摩擦が起きやすく
自分を認めてもらえる環境に移らなければただの「変な人」認定を受けますので自分と周りの価値観に疑問を持った時は、
本を読んだり環境を変えたりする努力をする必要があります。
⬇️人の性格別判断基準はこちらの記事を参考にしてみてください。
「ソーシャルスタイル」を分析すると人との付き合い方が格段に上手くなる
恥と人の創造性
人は「恥」をネガティブなイメージで持つことが多いと思いますが、
「恥」の持つパワーを使いこなせる人は起業家などに多く見られます。
昔までさかのぼれば、
ライト兄弟が飛行機を発明したこと。
ガリレオが地動説を唱えたこと。
少し前ではスティーブジョブズがiPhoneを開発したこと。
今では当たり前になっている人類の知識や利器は当時大笑いされた者たちが、笑われる「恥」を「恥」と思わず
自分ならできると信じて乗り越えた結晶なんですよね。
これって今の時代も同じで、常識的な社会ルールからはみ出して何かをする時に
人は不安から「恥」認定をしてきます。(副業、ブログ、アフィリ、投資などなど)
ポジティブな「恥」とは、何かに挑戦して失敗をしたかも知れないけれど
失敗を改善し続けてでも、人を幸せにできれば「恥」ではなくなるんですよ。
自分の可能性を「恥」で閉じ込めてしまうのか?「恥」と思いながらも挑戦するのとでは
人としての成長に大きな差を生みます。
やらぬは一生の「恥」、やるのはいっ時の「恥」というやつです。

⬇️人間関係を良くする心理学はこちらを参考にしてみてくださいね。
「日常でかなり使える心理学」パーソナルスペースを攻略する方法を紹介
恥の感情を知ることで「爆発的にポジティブな行動源」となる心理学を解説 まとめ
今回は「恥」の特性と可能性について解説してきました。
今回のおさらいです。
ポイント
経験したくない「恥」は「可能性」で
経験してよかった「恥」は「経験値」
他人に迷惑をかける「恥」は「理性のない動物」
挑戦することで起きる「恥」は人間力を高める動力源です。


良い意味で「恥」を捨てることは、人生の行動力につながることを解説されていますので参考まで。
人が成長できる時って何かにチャレンジする時だけなんですよね。
新しいことも慣れたら劣化していきます。
常に自分の中にある「挑戦したいけどこんなこと人に言ったら恥ずかしい」と思うことを
いかに恥ずかしがらずに出来るかが今後の長い人生を楽しむ方法だと思います。
少し「恥ずかしい」かも知れませんが、今からでもやりたいことを始めて楽しい「恥」を体験してみてはいかがでしょうか?
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