みなさんのまわりで『頭の回転が早い人』っていませんか?
おそらくその人たちはある程度仕事もできることが多いので、会社で責任ある役職について
いることが多数だと思います。
そこで疑問に思うのが果たしてこれは、もともとその人の頭が良いからなのでしょうか?
答えはNOです。
結論から言うと、
一般的なIQとか偏差値などではない『頭の良い人』というのは、
『物事の本質を見抜く力』、つまり『構造思考の価値観』を鍛えているからなのです。
筆者紹介
- カラスイという名義で日常心理学を発信中
- 育成が趣味で出会ったメンティ500人オーバー
- 6歳になる娘と楽しく成長中
この記事は、こんな方におすすめ
- 頭の回転の早さ=賢さと思っている
- 頭の回転を少しでも早くする方法を知りたい
- 話すのが苦手でいつも主導権を握られてしまう
今回は『自分も頭の回転を早くしたいぞっ!!』という方に、
『物事の本質を見抜く力』、『物事の構造を理解する価値観』を鍛える方法について
紹介したいと思います。
この記事を最後まで読むことで、頭の回転が早い人はどこに着目していて
どこに力をかけているのか?を知ることができます。
頭の回転を早くする注意点として、頭の回転が早くなるほど自分主体の考え方に寄ってしまいますので、
相手の話をちゃんと聞く「共感力」と合わせて習得すると良きです。
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目次 調べたいところを選んでね
頭の回転が遅い人の特徴7選
まずは頭の回転が遅いと言われる人の特徴をいくつか紹介します。
- 会話の内容がずれることが多い
- 素早い質疑応答が苦手
- 仕事を覚えるのが苦手
- マニュアル通りが好き
- いつまでも複数のことを同時に進められない
- 人に説明するのが苦手
- よく天然だと言われる
などなどですかね。
正直、僕自身は偏差値やI Qは中の下くらいなので
初めてする作業を覚えたりするのは人よりも遅い自信があります。
ですが仕事場では『仕事が早い人』の分類に属すことが多いです。
僕は元々『仕事が遅い』という素質を持ちながらも、そこから人より何度も何度も
改善する為に失敗する回数を増やして体に覚えさせることで仕事が早くなったのかもしれません。
しかし、これは本質的な『頭の回転が早い能力』ではないのです。
なので、いまだに新しい仕事を覚えるときは常に人より努力をしないと
覚えるのは遅いですし、年月を重ねないと生産性は低くなりがちです。
ではなぜそれでも『頭の回転が早い人』の分類に属せるのか?
それは次の『頭の回転が早い人の特徴』を習慣に取り入れているからなのです。
頭の回転が早い人の特徴7選
頭の回転が早い人の特徴を紹介します。
- 話し方が早口で、会話のテンポが速い
- 物事に対し柔軟に対応できる
- 話をすぐにまとめだす
- 本をよく読んでいる
- 記憶力が良い
- 好奇心が強い
- 優先順位をつけるのが上手い
などなどですね。
もともとの性格で会話のテンポが速い人だったり、リーダー気質な人が多いですね。
ただし勘違いして「自分はすごい!!他の奴らは自分に従っていればいい」というレベルで
向上心を失う人も多い。
優秀な人はさらに相手の会話レベルや話すスピードもコントロールして、
相手がイヤな思いをしない話の組み立て方ができます。
⬇️人には人の特性がありますので自分の特性に興味があればこちらを参考にどうぞ。
頭の回転が早い人が意識的に行っている行動7選
頭の回転が早い人は普段から意識高い系の行動をしています。
- 人とのコミュニケーションを多く取っている
- 運動をよくしている
- 睡眠をよく取っている
- 知識のインプットが多い
- 知識のアウトプットが多い
- タスク管理をわかりやすくしている
- 新しいことにチャレンジすることが多い
などですね。
頭の回転が早い人は、上記の行動をすることで普段から頭の回転を早くする準備や訓練をしています。
もちろんこれらが簡単にできれば苦労はないのですが、
できない中でも頭の回転を早くする方法はあります。
人の性格上能力の差は多少出ますが、物事のポイントを見抜く力を鍛えれば
頭の回転を早くすることは可能になるのです。
ではその重要ポイントをどのように見るのか?を次で解説します。
物事の構造を理解する価値観を鍛える
頭の回転が早い人はなぜ速いのか?
それを理解するには頭の回転が早い人が持っている
『物事の構造を理解する価値観』を学ばなければいけません。
簡単にいえば、『自分の考えの方向を定めて行動している』ということです。
有名なアイスバーグの理論と、『音楽』を例にした場合での解説をしますね。
これは人の目に触れる『成果』が生まれるまでの段階を
図式化したものです。
『成果』
他者が自分を評価するとき何を基準にするかというと、
その人間がどのような成果を残してきたのかという点です。
いくら優秀なスキルを持っていても、どれだけ具体的な目標を掲げていても、
成果が生まれていなければ周りから高い評価を受けることはできません。
例えば
『CD何万枚売り上げた』『ライブ動員数平均何万人』『映画の主題歌になった』とか、ですね。
『スキル』
ここから下は、他者からは見ることのできない分野です。
実績を残すためには何かしらのスキルが確実に必要となり、
『曲を作れる』『歌が歌える』『編曲ができる』
などのスキルを持ってない人が音楽で生計を立てることは不可能ということと同じです。
『行動』
行動を起こし何かしらの結果や経験を積まなければ、
スキルを身に付けることはできません。
スキルを身に付けるための行動としては、
曲のコピーを始めてみたり、オリジナル曲を作ってみる、路上ライブを毎日するなどですね。
『思考』
どんな行動も『ある思考』の元、行われます。
今回の例でいうと、
テレビなどで活躍する音楽アーティストを見て感動し、自分も『音楽で生計を立てたい』
という思考の元、音楽を始めたなどですね。
『価値観』
何かをしたいという思考の前に、自身の思考の元となる価値観が存在します。
これはいわゆる自分の『軸』です。
例えば、
『誰かに感動してもらえる仕事がしたい』
『何かを新しく生み出して商品にしたい』
『人に認められる存在になりたい』
などの価値観を持っていると考えられます。
つまり他者から見える成果を生むために、まずは自分の価値観を見つけ出し
それに従って思考や行動を行い、スキルを身に付けるという段階を踏むことになります。
『人生で起きるあらゆる事は構造と運によって引き起こされる』という価値観を持つことです。
この価値観を磨くことが頭の回転を早くするということですね。
子供の頃のように『なぜ?』を考えて、それを探究する思考と行動を
日常的に繰り返すことが、頭の回転を早くする訓練となるのです。
⬇️場の流れがつかめない人は、3つの視点を意識することでも頭の回転が早くなります。
「状況把握力」がないとすぐにテンパる!?仕事で焦らないための「3つの視点」
マコなり社長の「あなたも頭の切れる人になれる」動画もおもしろいです。
物事の本質を見抜く力を鍛える
さて、ここからは物事の本質についてです。
物事の本質とは何か?といえば難しいですが、めっちゃ砕いて例えると
働くことの本質を例にした場合、
なぜ働くのか?(思考)→食べたり住んだりするため(行動)
→自分が思う幸せを感じるため(成果)
これが1番簡単な本質です。
『物事の本質を見抜く力』とは、よく『洞察力』が必要といわれたりもします。
洞察力とは、
『目に見えるものを手掛かりに、その奥底にある目に見えない本質を見抜く力』を指します。
『観察力』と似ていますが、観察力は『目に見える物事の状況、客観的に注意深く見ること』
洞察力は注意深く見た後に仮説を立て、『目に見えない結果を予想し行動すること』
深い洞察力を持っている人は『深い』という言葉が象徴するように、
目には見えない二段目・三段目の『奥行き』を見抜いています。
HUNTER×HUNTERでいう『凝』ですね。
『目に見えるもの』だけを追いかけている人には決して見抜くことができないものが
『隠れた本質』というものです。
「観察力」と「洞察力」の違いを解説!鍛えることで得られる効果は?
では段階を追って挑戦してみましょう。
洞察力を身につけるには、まずは『観察力』から鍛える必要があります。
観察力とは空気を読む力とも言われていますので、
詳しくはこちらも参考にしてみてください。
本当の空気の読み方って知ってる?「空気を読む」方法をまじめに解説します
『観察力』は、あなたの『認識』を決定づけます。
『あなたが見えている世界そのもの』を決定づけてしまうといっても過言ではないですが、
人は誰もが『自分の認識のフィルター』を通してしか物事を捉えることができないからです。
人は『自分が認識している物事』だけが『自分の世界のすべて』となります。
そして人は、自分が認識している物事の範囲内でしか、
考え、判断、行動することができないのです。
このように考えれば『観察力』は『あなたの世界そのもの』を決定づける
重要な能力であることがわかりますね。
観察力がなんとなくついてきたら、次は洞察力を意識してみましょう。
洞察力の身につけ方は、まず観察力を通して物事の『変化』や『差』に気づいた後に、
ポイント
『なぜ変化しているのか』『なぜ差が生じているのか』など
『なぜ?』を自分に問う習慣をつけることがめちゃくちゃ重要です。
究極の洞察力とは、なぜ?を探究する
イメージ力(興味を持つこと)が今回の『本質』なのです。
仕事で上司が『こうしてください』言ってきた場合『なぜ?』と疑問を持ち、
『このやり方をすることで商品が売れやすくなり会社の利益になるからなんだろうな』
と仮説、予想をすることができますよね?
それを踏まえた上で『こうしてください』と言われた話を聞くと、
よりわかりやすく話が聞けて、自分が行動する理由になり『成果』に繋がっていくんですね。
この本質を解説しながら『こういう理由があるのでこうしてください』と言える上司は、
部下が理解しやすいので『成果が高い』場合が多いです。
そして、もし『洞察力』を通して本質的な法則を見抜くことができたら、
それを忘れずにストックしておきましょう。
それらのストックは、多くのパターンにあてはまる場合が多いからです。
頭の回転が早い人は、いろんなパターンのストックをたくさん持っていて、
おそらくこの話はこのパターンだろうな、、、と仮説を立てて話しているから
素早く物事の本質にたどりついていることが多いのです。
もちろん外れる場合もありますが、そのパターンもその場で流さずに
ストックする習慣をしてみると良いですね。
ポイント
物事の本質を見抜く力とは、『なぜ〇〇をするのか?』を
物事の目線と自分の目線で考え、仮説、行動を起こせる力なのです。
これらのストックが多いほど、
会話の本質や仕事などで求められる本質に気づきやすくなり、
頭の回転が早い!!と思われるということですね。
頭の回転を早くするためには、物事の「本質」をすばやく理解することが重要 まとめ
今回は『頭の回転を早くしたい!!』という方に、
『物事の本質を見抜く力』、『物事の構造を理解する価値観』を鍛える方法について
紹介してきました。
頭の回転が早い人は『もともと頭が良いから回転が早い』のではなく
物事の構造を理解する価値観(体験などの引き出し)を多く持っていて、
物事の本質を掴むことが早いので『頭の回転が早い』のです。
いきなりたくさん身につけることは難しいと思いますので、
まずは段階的に『観察力』を高めて『洞察力』を鍛えましょう。
これらは誰でも意識すれば習慣で身につけることができますので、
『自分は頭が悪いから』と諦めずに(頭が悪い人とは自分を信じられない人です)
価値観を鍛えてみてくださいね。
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