世の中は怒りに満ち溢れている!!
いきなり何を言い出すんだ?思われるかもですが、僕は3年前くらい前まで職場でいつもイライラしていました。
上司は数字に追われて部下を育てない、部下は文句ばかり言うのに仕事をしない。
そんな環境がずっと続いていて自分なりに『何とかしたい』と行動していましたが、
いち社員がそんな変化を起こせるはずもなく、会社にそれを評価されることもありませんでした。
しかし今は同じような環境にいてもそれほど怒りで自分が支配されることはほとんどありません。(人間なのでたまにはありますけどね)
結論としては、『アンガーマネジメントと心理学を融合する』という方法で自分の理性をコントロールしやすくなり、
対人関係でギスギスすることがほとんどなくなりました。
心理学による簡単な知識を実践すれば人の考えていることはおよそ予測できます。
人の心理を深く学ぶほどアンガーマネジメントも身につくので、いつも他人にイライラしてしまう人は「自分の意識を違うことにずらす訓練」をすると毎日が楽になりますよ☘️
— カラスイ@眼鏡屋×日常心理学で毎日をイージーモードに (@karasui1014) September 29, 2022
筆者紹介
- カラスイという名義で日常心理学を発信中
- 育成が趣味で出会ったメンティー 500人オーバー
- 7歳になる娘と楽しく成長中
この記事は、こんな方におすすめ
- 職場でいつもイライラしてしまう
- プラーベートでもイライラしてしまう
- 思い通りにいかないことはすぐイライラしてしまう
この記事を最後まで読むことで、アンガーマネジメントに「心理学」を融合させアンガーマネジメントの効果を
数倍にすることができます。
完全にイライラしなくなるわけではありませんが、イライラの頻度や深さを軽減できる方法を知っていれば
高血圧回避、ネガティブ思考回避、対人関係の悪化を回避しやすくなりますよ。
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[図解]アンガーマネジメント超入門 「怒り」が消える心のトレーニング(特装版)
目次 調べたいところを選んでね
【アンガーマネジメントを使いこなすテクニック】自分の理性をコントロールする方法
よくある「アンガーマネジメント」とは以下のようなものです。
- 6秒がまんする
- 怒りに点数をつける
- コーピングマントラ
- ストップシンキング
- グラウンティング
一般的によく使われるアンガーマネジメントのテクニックを簡単に紹介します。
まずはこのテクニックを知った上で、人の心理や人の行動パターンを掛け合わせることでアンガーマネジメントの効果を数倍にしていきましょう。
6秒がまんする
怒りは「6秒」でピークに達するといわれていますが、
怒りを感じたときに6秒間をやり過ごせば、怒りのエネルギーを軽減できるということですね。
自分の中で怒りが発生したと思ったら、「1、2、3、4、5、6」とゆっくり数字を数えましょう。
6秒待てないほどの怒りが襲ってきた時、または6秒経っても怒りが収まらない時などは、一時的に今の場所を離れる「タイムアウト」も一つの手です。
場所を変え頭を冷やして理性を働かせるようにする時間を作ると、一時的な怒りは収まっていきます。
怒りに点数をつける
怒っていない状態を0点、最も強い怒りを10点として点数をつけていく形です。
「今の怒りは何点だろう?」と過去の自分に問いかけると、6秒ぐらいの時間は過ぎてしまいます。
過去に1番怒ったことを思い出して「それに比べたらそこまででもないか」と思えれば、アンガーマネジメントの基礎力はついています。
コーピングマントラ
コーピングは困難なことにうまく対処する、マントラは呪文という意味で、
決まった言葉を自分であらかじめ作っておき、自分を落ち着かせる時にその言葉を使います。
例えば「まぁ死にはしないか」「仕方がないよな」「なんとかなるさ」「どんまい」など、
これらの言葉以外にも、好きな芸能人や、愛する子どもの顔、尊敬する人ならこうするだろうな、なども効果的。
怒りが込み上げてきた時は心を落ち着かせることが大切なので、
必要に応じて落ち着かせられる言葉や好きな人の顔などを思い浮かべてみましょう。
ストップシンキング
その名の通りストップシンキングは思考自体を止めるということです。
怒りに対して考えることをやめて怒りを消していくのですが、そんなこと言われても怒っている時に無の境地にいければ苦労しませんよね?
そこで頭の中を真っ白にするために、脳内でむりやり好きなものをイメージしそれに集中する方法が効果的です。
例えば好きな芸人の漫才、好きなアイドルの〇〇、食べたい料理などなど。
好きなもののイメージが強いほど怒りの意識をそらすことができるので、
普段から自分の好きなものをいくつかイメージで取り出せるようにしておくといいですね。
グラウンティング
何をしても怒りのエネルギーが強くて意識をそらしにくい場合は、なんでもいいので目の前にあるものを「よく観察」して、
思考を強制的に「目の前のもの」へと移します。
例えば、普段開けない机の引き出しを開けて整頓してみたり、文章を読んでむりやり頭の中を文字だらけにして怒りの思考をずらす方法です。
これらよくある5つのアンガーマネジメントを紹介しましたが、実際に怒っている最中そんなこと思い出して実行なんてできませんよね?
アンガーマネジメントはある程度怒りを回避する方法を準備することが大切。
⬇️僕がアンガーマネジメントを実践していて1番効果があった方法は以下の方法です。
ポイント
「怒りが沸き起こってきたら今いる場所を変えて、負のエネルギーを出す言葉を誰にも聞かれないように発し、
そのあと好きなものを鑑賞して、怒りと関係しない文字を頭の中に入れること」
紹介した5つのアンガーマネジメントをかけ合わせ、なるべく怒りを起こした環境から離れて違うことに意識を向ける方法が
1番効果があります。
よく誤解されるのが、アンガーマネジメントを取り入れたら「怒りがなくなって余裕のある大人になれる」と思われていることです。
アンガーマネジメントとは強い怒りを完全に無くすわけではなく、小さな怒りの感情を受け流すスキルなので
あくまで「大人のたしなみ」と考えるのが良いでしょう。
次の項目では、このアンガーマネジメントを知った上で人の心理や行動パターンを知ることで
アンガーマネジメントの効果を数倍にするといった考え方を紹介します。
⬇️文字を読むのが疲れてきた方は中田先生の動画で怒りをしずめてくださいね。
むりやり価値観と価値観をぶつけないこと
なぜ人は怒るのか?
それは自分の価値観と他人の価値観が合わなくなった時に発生し、その価値観同士がが離れれば離れるほど怒りは大きくなります。
これが怒りの本質です。
人が怒る理由は価値観が大きく違う人と衝突するからです。
できれば価値観が合わない人と離れられればいいのですが、そうもいかない時はアンガーマネジメントとソーシャルスタイルをかけ合わせれば怒りの感情から少しでも離れることができます☘️— カラスイ@眼鏡屋×日常心理学で毎日をイージーモードに (@karasui1014) October 5, 2022
そして価値観はなぜそれぞれ違うのか?
それは人の心理や行動パターンががいくつか決められていて、相性があるからなんです。
簡単に言えばじゃんけんみたいなもので、グーとチョキは相容れない。
でもグー同士は同じ種類の思考なので話が合うんですよね。
何の話かというと、人には人の価値観があり、それを論破やマウントしようとするほど怒りの感情が生まれてしまうということです。
ムリに勝とうとするほど怒りが起きるので、
「あの人はグー的な価値観だからチョキの価値観はわからないんだな」「話をするだけ時間のムダだから怒ってる時間が損だわ」と、
自分の怒りを違う方向にずらすのが上手いアンガーマネジメントとソーシャルスタイルを掛け合わせたテクニックなのです。
ポイント
価値観が違う人と話すほど怒りが生まれる。
怒りが生まれたらその場所を移動し、自分が好きなことをイメージする。
人には考え方の属性があり、それをムリに変えようとするほど怒りの感情は離れてくれない。
アンガーマネジメントのテクニックと人の心理(ソーシャルスタイル)を知ることで自分はどのように行動すれば抑えることができるのか?
これを怒りが生まれたタイミングで行うことができれば、あなたはアンガーマネジメントで自分をコントロールできていることになります。
⬇️詳しくはこちらの記事を参考にしていただけるとより理解が深まります。
「ソーシャルスタイル」を分析するほど人との付き合い方が格段に上手くなる
アンガーマネジメントとは、怒ることのデメリットを知ることが大切
- 血圧が上がったり体に強いストレスがかかる
- 本人や他のスタッフに心的ストレスが蓄積される
- 職場環境や人間関係がただただ悪化する
- コミュニケーションがスムーズにいかず、全体の生産性が低下する
- モノを壊すという物的損失
これらを見てわかると思いますが、怒ることのメリットって自分の一時的な感情を一時的に放出して気持ちよくなるだけで、
それによって失うものの方が多いと後で気づくことになるのです。
イライラして得られるものは何もありません。
人から煙たがられたり、周りから人が離れていくだけでひたすら「損」をします。
もし怒りの感情が起こってしまったら、今回紹介したアンガーマネジメントのテクニックのどれかと、
自分なりの「怒りをずらす方法」を確立させて、対人関係を良好にすることであなたの毎日はイージーモードになっていきます。
【アンガーマネジメントを使いこなすテクニック】自分の理性をコントロールする方法 まとめ
今回はアンガーマネジメントの使い方や人の心理をかけ合わせるテクニックについて解説してきました。
怒りは自分の価値観を相手に強要することで生まれます。
相手に対してあきらめるのではなく、自分と相手がぶつからない価値観の交差点を見つけること。
「怒りの感情」はデメリットしかありません。
怒りの感情に襲われてしまった時は、「自分と相手の価値観が合わないのは人間の特性上仕方のないことなんだ」と認識し、
自分なりの「怒りをずらす方法」を実践して人間関係を良好にしてみてくださいね。
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